芸能考房

既婚女性は自分の母親とどう付き合うべきか

安達祐実の離婚危機説?既婚女性は自分の母親とどう付き合うべきか>つい最近まで子役だとばかり思っていた安達祐実が子どもを産み、離婚問題でマスコミを賑わせるようになった。最初は夫・井戸田潤の育児放棄。今回は安達の母、有里と井戸田との対立が夫婦仲に影響していると報じられている。
安達有里といえば、祐実の出産にあてつけるように、48歳にしてヘアヌード写真集を出したツワモノ。もともと、娘と井戸田との結婚には反対だったと言われていたが、20日付の「東京スポーツ」によると、彼女の"新プロジェクト"を巡って、井戸田と祐実との夫婦関係までが悪化しているというから穏やかではない。

その"新プロジェクト"とは、美容整形である。
「なんと有里さんが、胸などを豊胸して、若返りを計るというんですよ。しかし、この計画に安達夫妻は騒然となり、井戸田は仰天して反対しているというんです」(事情をよく知る芸能関係者)

"いい歳してマスコミの餌食なるようなことはやめてくれ"という井戸田の正論に対して、妻の祐実は夫ではなく母親の有里を応援する側についたため井戸田は孤立。それが夫婦仲をギクシャクさせているというわけだ。

痴話ゲンカだろうが何だろうが、"話題になった者勝ち"の芸能人の話であるし、下世話・トンデモのセンセーショナリズムでお馴染みの「東スポ」報道であるから、真剣に議論するようなことではないかもしれない。しかし、そのストーリーには、人間の織りなす複雑な相克が描かれていて興味深い。


「オンナは嫁ぐ者」という家制度の名残と、自分本位で被害妄想の女性が多い我が国では、以前として「嫁VS姑」問題がウケるようだが、義理の関係であるがゆえの確執なら、「娘婿VS娘の母」にだってあるはずだ。

母娘の間には、情だけでなく、共通の文化や価値観もある。一方、夫は愛し合って結婚しようが、しょせんヨソの家の者であり、母からすれば娘が結婚したから「お義母さん」と呼ばれるだけでアカの他人である。

そんな夫と母との間に齟齬が生じた時、妻はどうふるまえばいいのか。これは既婚女性なら誰でも経験するトラブルだ。

「母には母の生き方があるのだから」という祐実の言い分は一見正論だが、そうかな?という気もする。

有里のヘアヌード写真集のせいで、祐実は出産会見ができなかった。現役芸能人として、これは大きな損失である。「祐実の母親」として業界に食い込んでいる有里なら、娘の足を引っ張る「お騒がせ」はやってはならないボーンヘッドだったはずだ。

しかし、祐実はそんな有里に寛容だ。3歳で芸能界デビューしてから、有里はステージママとして祐実にかかりきりだったと言われる。そんな母親に対して離れがたい思いがあるのかもしれない。要するに、祐実はまだ母離れ、乳離れできていないのだろう。

芸能人家庭の価値観はまた独特のものがあるのかもしれないが、結婚して独立した家庭を営んでいる以上、明らかに有里に道理があるのならともかく、そうでないのなら、夫の自重論に配慮しても良かったのではないだろうか。

祐実が母親に対してもっと距離を置き、安達夫妻は安達夫妻、有里は有里でそれぞれの道を歩めばいいのにと思う。いまだ"一卵性母娘"のままでいたい気持ちがあるから、夫婦関係までおかしくなる。縁あって一緒になったのだから、今の家庭を大事にするのが本当の親孝行ではないだろうか。(文中敬称略)

スポンサーリンク↓