ピーコの言い分は客観的に見て苦しい
芸能レポーターの梨元勝が、ピーコに激怒していることを「東京スポーツ」(2008年2月2日付)が報じている。まずは、その概要からご紹介しよう。
1月15日に、関西地区で放送された『痛快エブリデイ』(関西テレビ)において梨元が芸能レポーター養成のために開講している「ECC梨元勝リポーター塾」(ECCアーティストカレッジ梅田校)の授業風景が放送された。
梨元は、授業で「取材3原則」として、
(1)冠婚葬祭の際の芸能人夫婦2ショットは離婚の危機
(2)本命は一歩下がって歩く
(3)身内が否定したら答えはYES
などを塾生に講義していることが紹介された。
それに対してコメンテーターのピーコは、「アタシ、そんなこと習わなくても全部知っている」とコメント。塾生に対しても「梨さんところでリポーターの勉強をしようなんてナイーブなコは、この程度で納得するのよ」などとコバカにした。さらに、塾を卒業した生徒たちをテレビ局などに推薦するかどうかについても、「梨さんにそんな(紹介する)力はないと思う」とまで言いきったため、ECC側は抗議文をピーコに送り、梨元が激怒したというものだ。
態度を硬化させた梨元は、"報復"として塾のカリキュラムを変更。「ピーコの税金問題とファッション業界との癒着疑惑」の尾行、張り込み取材を行うとまで宣言している。
一方、ピーコの方はようやく事の重大さに気付いたようで同誌の取材に「モノを考えないで、軽い気持ちで言ったことが梨元さんを傷つけていたとしたら、どんなことをしても一生懸命謝りたい」とし、ECC側からの抗議文などには真撃に対応すると明言。どうやら、「尾行、張り込み取材」は都合が悪いらしい。
ただ、自分の発言については、次のように弁解した。「芸能プロのガードが堅くなって、梨元さんのようなワイドショーリポーターがいなくなったという意味で、梨元さんでもテレビへの影響が少なくなったという言い方をしたまで」「私は突撃取材などでバリバリやってきた梨元さんをすごいなと尊敬しているうえで言えば『3原則』というのは"ぬるい"と感じた」
それにしても、ピーコの言い分は客観的に見て苦しい。番組では「梨さんところでリポーターの勉強をしようなんて......」とコバカにしたコメントをしておきながら、抗議を受けると一転して「梨元さんをすごいなと尊敬している」などと弁解するのは説得力がないし、メディアへの推薦を根拠もなく否定している件は、塾の価値に関わる問題であるから、ECCの受け止め方次第では、ピーコは信用毀損や業務妨害を問われても仕方ない。
何より、ピーコは番組で高見から批評するという立場だが実はそれこそが間違いであったように思う。おりしも『紙の爆弾』(2008年2月号)に掲載されているロングインタビューで、梨元は芸能レポーターの存在意義を次のように語っている。
「週刊誌っていうのは、新聞の一行、二行を拡大して記事を作ってきたわけです。小さい事件をどれだけ人間的問題に広げられるか、ということですよ。そうやって、『週刊新潮』や『女性自身』の草柳大蔵、『週刊明星』や『週刊文春』の梶山季之といった人たちの時代があったわけです。
テレビも同じ手法ですよ。僕らが突撃で行ったのは(交際の)否定ならそれを現場に行ってインターホン越しのやりとりを通して視聴者に自然に伝えようということです」
そして、梨元がデビューした『アフタヌーンショー』では芸能評論家・加東康一が出演して解説していたが、最近のコメンテーターは
既存の情報の垂れ流しと茶化しだけでやりすごし、解説力がないと嘆いてもいる。
「当時、評論家の方が解説してレポーターが現場を取材しようということだったんですね。やっぱり、ワイドショーは取材が原点なんですよ。今みたいに新聞読んでですよ。ひどいのになると、アナウンサーが新聞読んで、残りをレポーターがさも自分が取材したみたいに言う。あれはないよね。引用なんて全面引用ですからね。ああいうのはおかしいですよ。」
この怒りが、今回のピーコの無責任な「批評」に対しても向けられたのだと思う。つまり、梨元の怒りは、たんなるピーコの言葉尻に対する怒りではなく、現在のテレビ番組やコメンテーターなる存在に対する抗議なのである。ピーコには、それがわかっているのだろうか。
ピーコは「芸能プロのガードが堅くなって......梨元さんでもテレビへの影響が少なくなった」と弁明するが、ならば、こき下ろすべき対象は梨元ではなく、ふがいないメディアや他のレポーターや、圧力を加える芸能プロダクションではなかったのか。それを、あろうことか、孤軍奮闘で突撃取材を続ける梨元の方に批判の矛先を向けたのである。これは、叩きやすいモノを叩く"弱い者イジメ"でしかないだろう。そんな「毒舌」コメンテーターなど、視聴者の心にストンと落ちるような名コメントなど発することなどできるはずがない。
よって、筆者は梨元の怒りの方に共鳴する。
梨元は、授業で「取材3原則」として、
(1)冠婚葬祭の際の芸能人夫婦2ショットは離婚の危機
(2)本命は一歩下がって歩く
(3)身内が否定したら答えはYES
などを塾生に講義していることが紹介された。
それに対してコメンテーターのピーコは、「アタシ、そんなこと習わなくても全部知っている」とコメント。塾生に対しても「梨さんところでリポーターの勉強をしようなんてナイーブなコは、この程度で納得するのよ」などとコバカにした。さらに、塾を卒業した生徒たちをテレビ局などに推薦するかどうかについても、「梨さんにそんな(紹介する)力はないと思う」とまで言いきったため、ECC側は抗議文をピーコに送り、梨元が激怒したというものだ。
態度を硬化させた梨元は、"報復"として塾のカリキュラムを変更。「ピーコの税金問題とファッション業界との癒着疑惑」の尾行、張り込み取材を行うとまで宣言している。
一方、ピーコの方はようやく事の重大さに気付いたようで同誌の取材に「モノを考えないで、軽い気持ちで言ったことが梨元さんを傷つけていたとしたら、どんなことをしても一生懸命謝りたい」とし、ECC側からの抗議文などには真撃に対応すると明言。どうやら、「尾行、張り込み取材」は都合が悪いらしい。
ただ、自分の発言については、次のように弁解した。「芸能プロのガードが堅くなって、梨元さんのようなワイドショーリポーターがいなくなったという意味で、梨元さんでもテレビへの影響が少なくなったという言い方をしたまで」「私は突撃取材などでバリバリやってきた梨元さんをすごいなと尊敬しているうえで言えば『3原則』というのは"ぬるい"と感じた」
それにしても、ピーコの言い分は客観的に見て苦しい。番組では「梨さんところでリポーターの勉強をしようなんて......」とコバカにしたコメントをしておきながら、抗議を受けると一転して「梨元さんをすごいなと尊敬している」などと弁解するのは説得力がないし、メディアへの推薦を根拠もなく否定している件は、塾の価値に関わる問題であるから、ECCの受け止め方次第では、ピーコは信用毀損や業務妨害を問われても仕方ない。
何より、ピーコは番組で高見から批評するという立場だが実はそれこそが間違いであったように思う。おりしも『紙の爆弾』(2008年2月号)に掲載されているロングインタビューで、梨元は芸能レポーターの存在意義を次のように語っている。
「週刊誌っていうのは、新聞の一行、二行を拡大して記事を作ってきたわけです。小さい事件をどれだけ人間的問題に広げられるか、ということですよ。そうやって、『週刊新潮』や『女性自身』の草柳大蔵、『週刊明星』や『週刊文春』の梶山季之といった人たちの時代があったわけです。
テレビも同じ手法ですよ。僕らが突撃で行ったのは(交際の)否定ならそれを現場に行ってインターホン越しのやりとりを通して視聴者に自然に伝えようということです」
そして、梨元がデビューした『アフタヌーンショー』では芸能評論家・加東康一が出演して解説していたが、最近のコメンテーターは
既存の情報の垂れ流しと茶化しだけでやりすごし、解説力がないと嘆いてもいる。
「当時、評論家の方が解説してレポーターが現場を取材しようということだったんですね。やっぱり、ワイドショーは取材が原点なんですよ。今みたいに新聞読んでですよ。ひどいのになると、アナウンサーが新聞読んで、残りをレポーターがさも自分が取材したみたいに言う。あれはないよね。引用なんて全面引用ですからね。ああいうのはおかしいですよ。」
この怒りが、今回のピーコの無責任な「批評」に対しても向けられたのだと思う。つまり、梨元の怒りは、たんなるピーコの言葉尻に対する怒りではなく、現在のテレビ番組やコメンテーターなる存在に対する抗議なのである。ピーコには、それがわかっているのだろうか。
ピーコは「芸能プロのガードが堅くなって......梨元さんでもテレビへの影響が少なくなった」と弁明するが、ならば、こき下ろすべき対象は梨元ではなく、ふがいないメディアや他のレポーターや、圧力を加える芸能プロダクションではなかったのか。それを、あろうことか、孤軍奮闘で突撃取材を続ける梨元の方に批判の矛先を向けたのである。これは、叩きやすいモノを叩く"弱い者イジメ"でしかないだろう。そんな「毒舌」コメンテーターなど、視聴者の心にストンと落ちるような名コメントなど発することなどできるはずがない。
よって、筆者は梨元の怒りの方に共鳴する。
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