今日は地井武男さん（1942年5月5日～2012年6月29日）の13回忌です。1963年に俳優座養成所へ入所した「花の第15期生」の1人です。その後は映画、テレビドラマに数多く出演し、『ちい散歩』で新境地を開きました。
地井武男さんは、千葉県八日市場市（現：匝瑳市）で生まれ、2012年6月29日に東京都港区で心不全のため亡くなりました。
彼は映画やテレビドラマ、バラエティ番組などで活躍し、幅広い役柄を演じた総合俳優でした。
特に『太陽にほえろ!』などの人気ドラマで知られています。
晩年は、散歩番組『ちい散歩』で新境地を開きました。
Copilotに代表作を尋ねてみました。
– 「反逆のメロディー」
– 「あゝ野麦峠」
– 「戦争と人間」シリーズ
また、映画では「海軍特別年少兵」（1972年）と「どぶ川学級」（同）で毎日映画コンクールの男優演技賞を受賞しています2。3
ソース: Copilot との会話、 2024/6/29
(1) 地井武男 – Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E4%BA%95%E6%AD%A6%E7%94%B7.
(2) 地井武男さん：田中邦衛悲痛な叫び「ちいにい。会いたいよ? …. https://mantan-web.jp/article/20120806dog00m200008000c.html.
(3) 地井武男が出演・監督する映画作品 | Filmarks映画. https://filmarks.com/people/3186/movies.
(4) 地井武男：プロフィール・作品情報・最新ニュース – 映画.com. https://eiga.com/person/47222/.
俳優座養成所花の第15期生とは、秋野太作、小野武彦、高橋長英、夏八木勲、原田芳雄、林隆三、前田吟、村井国夫、竜崎勝、赤座美代子、栗原小巻、太地喜和子、三田和代……錚々たる顔ぶれです。
同期の中でも、残るのは1～2人のところを、みんな俳優として残り、それぞれ自分のポジションを作ったという意味で、「花の」とつくわけです。
巨人の「エースのジョー」こと城之内邦雄さんとは姻戚関係（地井武男の姉が城之内邦雄の兄の妻）であったことから、若い頃は、大田区久が原の城之内の家に下宿して将来を語り合ったそうです。
ちなみに、高倉健さんも、東映の新人時代は久が原に住んでいました。
私も、久が原は通算で9年住んでいましたが、大田区では田園調布同様に高台で、なかなかいいところですよ。
『沖縄』(『沖縄』製作上映委員会,1970年)
武田敦監督『劇映画 沖縄』(『沖縄』製作上映委員会,1970年)。見るたびに魂に響いてくる、こころざし高き3時間超の大作。中村翫右衛門、加藤嘉、飯田蝶子、地井武男、佐々木愛(チラシはリバイバル上映)。「慰霊の日」に。 pic.twitter.com/b4KYzTyiWg
— 濱田研吾 (@hamabin1) June 23, 2023
地井武男さんを有名にした映画が『沖縄』です。
本作品は沖縄戦を舞台に、戦争の中で人々が直面する苦悩や希望を描いています。地井武男さんは、その重要な役どころで映画初主演を果たしました。
貧しいながらも、身を寄せ合って生きてきた故郷を米軍基地に接収される、県民たちの抵抗と敗北を描いた第1部「一坪たりともわたすまい」と、米軍基地で働かざるを得なくなった彼らの苦悩を描く第2部「怒りの島」で構成されています。
『坊っちゃん』（1977年、松竹）
『坊っちゃん』は日本文学史上に残る夏目漱石の原作。すでに何度も映画やテレビドラマ化されていますが、中村雅俊主演版（1977年、松竹）は、山嵐役に地井武男のほか、米倉斉加年、岡本信人、湯原昌幸、大滝秀治、荒木道子、宇津宮雅代、五十嵐めぐみなどが出演しています。https://t.co/INGRiI6Z3y pic.twitter.com/YWKXK6Ri76
— 戦後史の激動 (@blogsengoshi) June 28, 2024
原作は、いわずとしれた夏目漱石。
山嵐が地井武男、マドンナが松坂慶子、校長が大滝秀治、赤シャツが米倉斉加年、野太鼓が湯原昌幸、うらなりが岡本信人です。
松竹は、以前、竹脇無我主演でテレビドラマも作っていますが、米倉斉加年が、竹脇無我版に引き続き赤シャツ役で出演。坊っちゃんや山嵐に生卵をぶつけられ、「私は平和主義者ですから（仕返しはしません）」と減らず口を叩くところも同じでした。
でも原作を確認しましたが、そのシーンはないんですね。
つまり、子供時代の私が思ったように、竹脇無我版における米倉斉加年の役作りに、当時の制作側が心酔していたのかもしれません。
岡本信人の、うらなりも、ある意味、なるほどと思いました。
『坊っちゃん』（1977年、松竹）より
湯原昌幸の野太鼓も、私は適役だと思いました。
ただ、原作を考えると、少し尺が短かったかもしれません。
坊っちゃんと山嵐の「一銭五厘の喧嘩」や、坊っちゃんがうらなりにあわせて、赤キップではないのに三等車に乗ったり、天ぷらそばを食べたことを黒板に書かれたり、芋のおかずに辟易したり、坊っちゃんが東京に帰ってキヨ（荒木道子）に孝行したりといった、坊っちゃんのキャラクター設定やストーリー上不可欠なエピソードがかなり抜けています。
そのかわり、坊っちゃんと山嵐には、原作にないガールフレンド（宇津宮雅代、五十嵐めぐみ）が出てきたり、生卵を投げるシーンが、赤シャツ＆野太鼓と芸者の“お伽”の現場であったりと、かなり翻案がされています。
ということで、地井武男さんと言うと、どんな映画やドラマ、テレビ番組を思い出されますか。
非行少年 若者の砦 – 地井武男, 石橋正次, 江原真二郎, 梶芽衣子, 南田洋子, 伊丹十三, 藤田敏八, 立原正秋
劇映画 沖縄／佐々木愛,地井武男,岩崎信忠,武田敦（監督、脚本）,渡辺宙明（音楽）
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