花の中三トリオ

『ささやかな欲望』で「青い性」路線から事実上卒業した山口百恵

『ささやかな欲望』は、山口百恵10枚目のシングルである。B面の『ありがとう あなた』は、TBS系ドラマ『赤い疑惑』の主題歌。オリコン5位、レコードセールスは30万枚を売り上げた。これが都倉俊一最後の提供曲となった。 この時点で山口百恵...
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『十七の夏』を歌い唯一のトリオ主演映画に、桜田淳子

『十七の夏』は、桜田淳子11枚目のシングルである。タイトル通り、桜田淳子にとって17歳になって間もない初夏のリリースとなる。歌は40万枚を超すセールスを記録し、オリコンチャートも2位。第17回日本レコード大賞・大衆賞も受賞したヒット曲である...
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『あなたを待って三年三月』をイブニングドレスで歌った森昌子

『あなたを待って三年三月』は、森昌子14枚目のシングルである。この75年は森昌子にとって、抒情詩ソングから演歌への過渡期というイメージがあるが、けだしこの歌はタイトルからして演歌である。しかし、人を思う気持ちの本質がそこには表現されていると...
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『夏ひらく青春』を歌い『花の高2トリオ・初恋時代』出演へ

『夏ひらく青春』は、山口百恵9枚目のシングルである。タイトルは開放的なイメージで、山口百恵らしくない感じがするが、中身も歌詞に「めくるめく」という言葉が入るなど、彼女のそれまでの傾向としてはめずらしくアップテンポな作品だった。ジャケットも、...
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『白い風よ』、セーラー服姿の桜田淳子がジャケットになった

『白い風よ』は、桜田淳子10枚目のシングルである。が、今までと違い、この歌は急遽発売された。『水色の時』という、同年4月スタートの連続テレビ小説(大竹しのぶ主演)のイメージソングだからである。前の『ひとり歩き』から2ヶ月、次の『十七の夏』の...
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『面影の君』で「私」のない歯がゆさを歌った森昌子

『面影の君』は森昌子の13枚目のリリースである。前作あたりから、抒情詩ソングから演歌への過渡期を感じさせる歌詞になってきたが、今作はまさに演歌の世界を描いている。 A面の『面影の君』は、恋の終わりをわびしく歌ったものだが、決して出過ぎ...
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『湖の決心』を歌い『潮騒』に出演した山口百恵

『湖の決心』は山口百恵8枚目のシングル。前回の『冬の色』は、東宝映画『伊豆の踊子』主題歌になったこともあってオリコン1位を獲得したが、その勢いの反動というべきか、いささかインパクトが足りなかったのか、今回は週間5位止まりだった(年間44位)...
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『ひとり歩き』から『スプーン一杯の幸せ』に主演した桜田淳子

『ひとり歩き』は桜田淳子9枚目のシングルである。B面は『涙のいいわけ』。その年のゴールデンウィークに公開された自身の初主演映画『スプーン一杯の幸せ』で主題歌(A面)、および挿入歌(B面)に使われた。ジャケットの表紙は『月刊平凡』が提供してい...
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『春のめざめ』で演歌歌手の黎明期に入った森昌子

『春のめざめ』は、森昌子にとって12枚目のシングルである。「17歳の春を待つ乙女」の片思いを表現している。この場合の「春」とは、「季節」という意味と、片思いの成就という意味がかけられている。
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『冬の色』と『伊豆の踊子』で初めてオリコントップにたった山口百恵

『冬の色』は、山口百恵にとって7枚目のシングルである。デビュー曲が「花の中三トリオ」「スタ誕三人娘」である森昌子、桜田淳子に後れを取り、2曲目から「青い性」路線でじりじりとセールスを挙げていった山口百恵が、初めてオリコン1位を獲得したのがこ...
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