ゴジラ映画は2021年現在で67周年を迎える人気映画。同じ名前でシリーズが続いているのは日本映画でも類を見ない快挙である。60周年の2014年にはDVD29タイトルが復活している。それを報じている週刊誌の記事についてご紹介しよう。
2021年は全世界に向けて完全無料オンライン配信
今年のゴジラ・フェス新規特撮は「ゴジラVSヘドラ」!工業地帯で怪獣アクション https://t.co/WmvqJL79M6 @cinematodayより
— 肝っ玉おっつぁん@手相鑑定はじめました (@kimootthan) December 13, 2021
ゴジラの誕生日と言えば11月3日。
毎年この日は『ゴジラ・フェス』が開催されてきたが、2021年は全世界に向けて完全無料オンライン配信が実施されたことが話題になった。。
ところで、ゴジラ(映画)は満何歳になるのか。
『ゴジラ』が公開されて以来、67年目を迎える。
根強い人気作品である。
ゴジラ映画の60周年には、DVD29タイトルが復活している。
当時の週刊誌記事からご紹介しよう。
2014年には60周年で29タイトルがDVDで復活
ゴジラ映画といえば、特撮映画の先駆的存在。
『週刊大衆』(2014年5月12・19日号)の写真ページには、「日本中が熱狂した!懐かしのゴジラ映画15」というタイトルで、ゴジラ映画60周年と、来る14日に発売されるゴジラ映画のDVD29タイトルのPRを兼ねた記事になっている。
連休中は週刊誌も合併号が多いが、中身の方も記事は企画物がかなり入ってくる。
今回のゴジラ記事もそのひとつになる。
1954年に『ゴジラ』が公開されて以来、『ゴジラの逆襲』など50年代は2作品、60年代は8作品、70年代は5作品、80年代は2作品、90年代は6作品、2000年以降も6作品公開されている。
特撮ものや戦隊ものは、時代や観る側の入れ替わりによって、かりにシリーズとして長く続けるにしても、ヒーローは交代してその時代に合わせたキャラクターにお色直しするものだが、同じ「ゴジラ」という名前で、少しずつでも、60年にわたってシリーズが続いているというのは、日本映画では類を見ないことである。
ただ、私個人は、正直いうと、そんなに思い入れはない。
子供の頃、日曜日になると父親に映画に連れて行ってもらったが、当時の記憶ではゴジラ関係は1本観ただけ。
あとはもっぱら父親の好みで、伴淳三郎とフランキー堺の松竹喜劇列車シリーズや、東宝の社長シリーズやコント55号主演作などを見ていた。
テレビも、私の子供の頃はホームドラマ全盛期。
まあ、ウルトラマンシリーズなど人気テレビ番組は見ていたが、とくにゴジラシリーズの場合、ウルトラマンと違い、子どものヒーローたる勧善懲悪的なものではなく、SFそのものがモチーフになっていたので、人間の葛藤を人間自身が演じる作品に比べて、子どもながら感情移入しにくかったのかもしれない。
特撮作品は俳優の登竜門!?
ただ、特撮ファンによると、映画にしろ、ウルトラマンシリーズなどドラマにしろ、特撮作品は俳優の登竜門的作品であり、特撮を経験していない俳優はモグリだ、なんてよくいわれる。
私が思うにそれは逆で、特撮アクションは、拘束も長く体力も使い危険も多いから、とにかく何でも仕事をとりたい、無名の若手のターゲットになっていただけだと思うが。
特撮に出て有名になった人もいるかもしれないが、登竜門とはならずにそのまま消えた俳優だってたくさんいるわけだから。
それはともかく、たしかに思わぬ俳優が出ていることはある。
ゴジラシリーズの俳優というと、『モスラ対ゴジラ』(1961年)に出てきた小美人役のザ・ピーナッツや、宝田明、平田昭彦、河内桃子などビッグネームが取り沙汰される。
がそれだけでなく、映画会社が専属制をとっていた時代に活躍していた、東宝ファンならだれでも知ってる、でもたぶんそれ以外の知名度はガタッと落ちる、マニアックな存在の人たちの活躍を見る楽しみもある。
たとえば若手時代の藤木悠とか、村上冬樹とか、向井淳一郎とか、大村千吉とか、マニアが心の中で、「お、これにも出てたのか」とニヤニヤしてしまう面々は少なくない。
しかし、たぶんこうして名前を枚挙しても、マニアではない一般の人がこれを読まれても、「誰?それ」というメンバー(笑)
宝田明と同期の藤木悠はテレビに進んだが、ほとんどの中堅以下の専属俳優は、斜陽化して映画会社が専属契約を解除したところで廃業したといわれている。
でも俳優って、どんな端役でも残った作品で思い出してもらえるからいい。
サラリーマンは、どんなに偉くなっても退職したらそれっきりである。
なんにせよ、ファンにとってDVDはありがたい。
以上、ゴジラ映画は2021年現在で67周年を迎える人気映画。同じ名前でシリーズが続いているのは日本映画でも類を見ない快挙である、でした。
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