原田美枝子『恋は緑の風の中』は転校してデビュー


原田美枝子といえば、70年代のドラマや映画を見た者にとっては、非常に眩しい名前だろう。『恋は緑の風の中』で衝撃のデビュー。高校生でありながら脱ぐシーンも含まれていたため、大変な注目を浴びた。何しろそれで高校も転校したのだ。しかし、本人によると「バスト80」だったという。

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本人によると「バスト80」

そんな彼女のインタビューを復刻したのが『東京スポーツ』(2014年2月7日付)である。1976年現在の話として、タイムマシンにのったつもりで読むとまた味わい深いものがある。

『東京スポーツ』(2014年2月7日付)

フジテレビ系ドラマ「僕のいた時間」で難病に侵される主人公(三浦春馬)の母親を演じ、ベテラン女優の存在感を見せている原田美枝子(55)。
 1976年4月9日、松竹「凍河」(斉藤耕一監督)に出演した時、本紙インタビューで抱負を語ったことがある。当時17歳(写真)。都立高校3年生だった。
「凍河」では精神病院の院長の娘役で、多感な少女を演じた。父親が好きな清楚な少女だが、好きになった若手医師を挑発する小悪魔的なところも見せる。大胆ヌードも披露し話題を呼んだ。
「抵抗はありますけど、ドラマの中の流れとして脱がなければいけなかったから」。ヌードの話になると口数が少なくなり、うつむいてしまった。
 豊かなバストが注目されたが、同行したマネジャー氏が用意したプロフィルには「バスト80」。「ホントに80なの?」との質問に「ホントですよ」と笑った。もっとありそうだ。「いえ、そんなことありませんよ」。そんな意地悪な質問にも嫌な顔ひとつせず答え、早くも大物女優の雰囲気を漂わせていた。
 中学1年の時、当時日本でもアイドル的人気があった英国の子役マーク・レスター主演の「小さな恋のメロディ」を見てファンになり、マーク主演の東宝映画「卒業旅行」で相手役を募集していることを知って応募。決勝まで残るも落選したが、スカウトされサンミュージックに所属した。
 74年に東宝「恋は緑の風の中」でデビュー。同年に「炎の肖像」(日活)、75年には「港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ」(松竹)、NHK連続テレビ小説「水色の時」と引っ張りダコだった。
「このまま女優を続けたいと思ってます。結婚の予感ですか? 30歳くらいになってからじゃないかしら。晩婚のような気がします」。また「同じ年の男の子には全く興味がない」とも…。
 憂いを帯びた表情に、大人のような落ち着き。そして笑顔を見せるとき邪心のない少女のひたむきなところを感じさせ、そうした個性がスクリーンのニューヒロイン誕生と注目されていた。
「凍河」に続き76年公開の松竹「大地の子守歌」、ATG「青春の殺人者」での演技が評価され、キネマ旬報主演女優賞、ブルーリボン新人賞などを受賞。10代で女優として一躍注目された。 (阪本)

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というのは本人の弁だが、ただ、やはり当時の活躍を見る限り、「豊かなバスト」が売り物だったことは確かである。

ヌードは雑誌でもドラマでも何度も公開しているし、お硬いはずの新聞社系週刊誌の表紙でも、ちゃっかり胸を強調しているし、しかもよく見るとポチッとした突起も……。

ただまあ、サイズまで大きく言ってしまうといろいろな反応もあるから、数字は控えめにしていたのだろう。

そういう女優は、体が衰えていくとともに第一線からも消えていくものだが、原田美枝子は現在も現役で頑張っている。

さすがにもう「豊かなバスト」を売り物にすることはないのだろうが、キャリアを積み、円熟した演技を見せてほしいものである。

俳優 原田美枝子   映画に生きて生かされて

俳優 原田美枝子   映画に生きて生かされて

  • 作者: 鈴木 隆
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2011/10/21
  • メディア: 単行本

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