昭和映画・テレビドラマ懐古房

高野人母美、僧侶並み生活の女子プロボクサー・モデル

高野人母美、僧侶並み生活の女子プロボクサー・モデル
高野人母美という女性ボクサー・モデルが注目されている。高野人母美と書いて「ともみ」と読む。たしかに当て字ではなくそう読むが、めずらしい名前なので印象に残るのも人気商売の強みだ。その高野人母美が金平桂一郎会長率いる名門の協栄ジムに移籍。心機一転のところを『東京スポーツ』(11月16日付)が取材している。

身長177センチ。もともとTOMOMIというモデル名で活躍してきた現在もモデルだが、一方で高校時代よりキックボクシングを7年続け、天笠尚の試合を観戦してからは天笠尚が所属する山上ボクシングスポーツジムに通いボクシングに転向した。

それだけの身長があるということは当然リーチも長いので、たしかにボクシングをするには有利である。

ただ、それだけで順風満帆にこれたわけではなく、オリンピックを目指したが実現しなかったり、プロテストも一発合格ができなかったりと挫折も経験している。決してモデルがボクシングをするという話題性だけでリングに上がっているわけではない。

格闘技の世界で、やはり人気女性アスリートに中井りんがいるが、中井りんの場合には女性でありながらマッチョな肉体を誇っている。それに比べて高野人母美は、モデルとしての体型を維持したままボクシングのリングに上がっている点が対照的である。

ところで、高野人母美はれっきとした女子プロボクサーだが、僧侶ボクサーといわれることがある。実際に僧籍があるとはどこにも報じられていないが、僧侶のような生活をしているという話だ。物欲がなく信仰心があるということだろうか。そのへんを同紙が書いているのだ。

 身長177㌢の“9頭身モデルボクサー”として話題の高野人母美(ともみ=26)が、僧侶なみのストイックな生活を送っているという。
 14日、世界王者12人を輩出した協栄ジムへの移籍を発表。金平桂一郎会長(48)がラブコールを送り、名門ジム入りが実現した。金平会長は「女子ボクシングを盛り上げるためには、高野が頑張るしかないと思っている。彼女を世界王者にすることで盛り上がる。協栄ジム初の女子チャンピオンを育てたい!」とひたすら鼻息が荒い。
 高野が「(前所属の)山上会長との約束もあるし、結果を出レたいです」と言えば「いい子だね~」(金平会長)。「ベルトが欲しいです」(高野)には、すかさず「世界の、です」(金平会長)と突っ込みもいれ、女王育成に本気だ。
 モテモテの美女ボクサーには、意外な一面がある。私生活では僧侶なみの精神修行の日々を送っているのだ。毎朝6時に起きて1時間、お寺で座禅を阻む、帰宅後は部屋の掃除。掃除機だけではなく、お寺の小僧のように毎日床をきれいに拭く力の入れようだ。
 しかも、趣味は「登山です。試合前などは重圧もあり考え込んでしまうが、山に登ると気持ちがすっきりするんです。そして山には必ず神社仏閣があるので、1万円を払って手を合わせる」。険しい山に登っては必勝祈願…を繰り返して、気持ちを整えているという。
 移籍後第1戦は年内に予定されているが、まずは20日の後楽園大会でエキシビションマッチを行う。名門ジムで世界王者を目指す高野には、神仏のご加護もありそうだ。

どんな競技も、女性の花形選手がいるとファンが増え、マスコミが取り上げる。そして一般社会に知名度が広がり、さらに競技に対する関心や集客力が増すという展開になる。

そういう意味では、高野人母美にかかる期待は大きいのではないだろうか。

それにしても、9頭身ならモデル一本でやっていける身体的素質があるといえる。それとは対極にあるといっていい格闘技を選んだ価値観は、それ自体が人々の大いなる関心を生むことだろう。

げんに、高野人母美の公式サイトである『TOMOMIオフィシャルブログ「MODEL&PRO BOXER TOMOMI…..」』には、高野人母美が最近登場したメディア(新聞、雑誌等)が書かれている。メディアの登場も増えてきたことがわかるのだ。

移籍初戦である大晦日の12月31日。大石久美(ワタナベ)戦(大田区立総合体育館)が今から注目されている。

高野人母美、興味が尽きない。

モバイルバージョンを終了