昭和映画・テレビドラマ懐古房

結城美栄子さん(1943年7月7日~)は1970年代までは映画やテレビドラマの女優として活躍。1980年代中頃からは陶芸家として活動

結城美栄子さん(1943年7月7日~)は1970年代までは映画やテレビドラマの女優として活躍。1980年代中頃からは陶芸家として活動

結城美栄子さん(1943年7月7日~)の誕生日です。おめでとうございます。1970年代までは映画やテレビドラマの女優として活躍。1980年代中頃からは陶芸家としての活動が主となっています。姪には結城アンナさんがいて、『徹子の部屋』に2人で出演しました。(上の画像はOGPより)

結城美栄子さんは、日本の女優、陶芸家、瞑想家です。

彼女は東京都出身で、外交官である結城司郎次の娘。

7歳~16歳までスウェーデン、トルコ、スリランカなど海外生活を送ってきました。

いわゆる帰国子女ですね。

イギリスのロイヤル・バレエ学校に在籍し、バレリーナを目指していましたが、怪我で断念後は、1960年に東映ニューフェイスの第7期に合格。

同期は宮園純子、三沢あけみ、三島ゆり子など。着物の似合う人ばかりですね。

しかし、そのまま映画女優とはならず、1961年に俳優座養成所に第13期生として入所。

同期は石立鉄男、細川俊之、加藤剛、横内正、佐藤友美ら、そうそうたるメンバーです。

さらに養成所を卒業すると、今度は渡米して演劇学校で学んだ後、新劇の劇団雲に入団します。

劇団雲というのは、文学座座付きの三島由紀夫の脚本を杉村春子が公演中止にしたとき、大幹部の中村伸郎を筆頭に、中堅俳優だった芥川比呂志、高橋昌也、三谷昇、岸田今日子、仲谷昇、神山繁、文野朋子、加藤治子、名古屋章、橋爪功、小池朝雄、内田稔、新村礼子、谷口香ら、“働き盛り”がごっそり離脱した時に作られた劇団です。

いつものように、Copilotに代表作を尋ねましたが、ChatGPTは2021年以降のデータしか無いとのことで、彼女が活躍した昭和時代のドラマは「確認できません」との回答でした。

一方、1984年からは陶芸を始め、多くの作品を制作しています。こちらは代表作が出てきました。

1. 「ビバサーカス」(山海堂)
2. 「カーニバル」(用美社)
3. 「clowns 道化師たち」(ワニブックス)
4. 「KENJI WORLD」(平凡社)

もっとも、私は陶芸の方はサッパリなので、こちらを記事で詳しくご紹介することは出来ません。


目をクリクリさせて、口を尖らず表情と早口でまくしたてるムーブを思い出します。

女と味噌汁


TBSの日曜9時は東芝日曜劇場という単発ドラマの枠でしたが、その中では、年に数本作られるシリーズ物もあり、石井ふく子プロデューサー、平岩弓枝脚本による『女と味噌汁』もそのひとつでした。

芸者(池内淳子、長山藍子)が、芸者をしながら小料理屋を営む話です。

結城美栄子(ぴん子)は、途中で設定が変わるのですが、2人の小料理屋に、おしゃれな服や身のこなしで毎回登場していました。

ちょっとマイウェイ


赤塚真人さんの訃報でもご紹介しました。

潰れかけていた洋食店の3姉妹が、八千草薫、結城美栄子、桃井かおり。

八千草薫はぼーっとして役に立たず、結城美栄子はちょっと性格がきつめで廃業を提案。

しかし、桃井かおりは続行を希望し、研ナオコや赤塚真人や緒形拳らをあつめて店を再建します。

俺たちの旅


『俺たちの旅』では、カースケ(中村雅俊)、グズロク(津坂まさあき⇒秋野太作)、オメダ(田中健)が暮らしていた下宿の住人の一人で、個人で金貸しを営んでいる桜井時江役です。

第16話で、時江の昔のカレが、グズ六の大学時代の親友で出世した話でしたが、過去の恋愛で傷ついた女性の心の痛みがよく描かれていて、アップになったときの彼女の、エキゾチックなルックスは、当時少年の視聴者として、彼女が一番がきれいなときではないかと思いました。

赤ひげ第33話「氷の下の芽」

山本周五郎の『赤ひげ診療譚』が原作。赤ひげ医師と若い医師のぶつかり合いを描いています。

映画版は三船敏郎と加山雄三でしたが、ドラマは小林桂樹とあおい輝彦でした。

第33話「氷の下の芽」では、白痴の妊婦・おえいを演じています。

白痴だから堕胎しようと相談しているのを聞いて、急に視線が定まり、よだれを拭き、「私、正気です」と言ったのは当時子供のわたしもびっくりのどんでん返しでした。

訳アリでそう装っていたのですが、詳しくは原作をご覧ください。


姪の結城アンナさんとは、『徹子の部屋』で共演も果たしました。

結城美栄子さん、覚えておられますか。


ちょっとマイウェイ DVD-BOX/鎌田敏夫(脚本),桃井かおり,研ナオコ,結城美栄子,神田正輝

昭和傑作テレビドラマDVDコレクション (16) 2024年 4/3 号 [雑誌]

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