桜田淳子を「宗教だったかもしれない」と述懐する中森明夫氏

桜田淳子を「宗教だったかもしれない」と述懐する中森明夫氏
桜田淳子について、『日刊ゲンダイ』(2015年2月20日)の「新旧アイドル最強秘話」という連載で、中森明夫氏が書いている。アイドル評論家でおなじみの中森明夫氏にとって、桜田淳子は「宗教だったのかもしれない」と思った結んでいる。

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その内容は、花の中三トリオの一角にある桜田淳子に憧れて上京。アイドル評論家になって、サン・ミュージックの会長だった相澤秀禎氏とも対談の機会を得るほどだったが、一昨年春、その相澤秀禎氏の葬儀に駆けつけた桜田淳子を見た時に、桜田淳子は「宗教だったのかもしれない」と思ったというのだ。どういう意味なのか、以下に書いていく。

『日刊ゲンダイ』(2015年2月20日)

連載の書き出しは、「山口百恵より桜田淳子のほうがはるかに人気があった! そう言うと、若い世代に驚かれる」で始まっている。

このブログでは、桜田淳子が、『スター誕生!』のオーディションの時点で関係者から嘱望されていたことと、その一方で、山口百恵はデビュー時はパッとせず、「青い性典」路線への変更を余儀なくされたことは、すでに何度も書いている。

『としごろ』でおとなしめのデビューだった山口百恵
『天使も夢みる』は桜田淳子がアイドル王道を歩んだ序曲

それどころか、実は「花の中三トリオ」(正確には高一トリオ)時代の月刊『平凡』の74年11月号に発表された「オールスターベストテン順位表」によると、順位が最も上だったのが森昌子で7位(9855票)。

そのすぐ後の8位に桜田淳子(9144票)が入り、山口百恵は得票で2人に後れを取った10位(5274票)であることもご紹介している。

『おかあさん』を歌う森昌子、トリオで“扇の要”だった

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それはともかくとして、記事によると、中森明夫氏は、『あこがれ共同体』(←記事のママ)が放送された翌日、ドラマの舞台になった神宮前に行って『あこがれ共同体』に入りたかったという思い出話を書いている。

『あこがれ共同隊』(1975年6月6日~9月26日、TBS)は、当時のアイドルだった郷ひろみ、西城秀樹、桜田淳子が共演する作品として話題になった。

『天使のくちびる』をリリースして『あこがれ共同隊』に出演

「花の中三トリオ」の山口百恵も第1回に出演したが、人気者のスケジュール調整が難しく、桜田淳子は途中からでなくなり、番組は4ヶ月で終了してしまった。

しかし、その後、中森明夫氏はアイドルへのこだわりを捨てきれずに、アイドル評論家として頭角を現す。

2007年に、『アイドルにっぽん』というアイドル評論集を上梓した時に、冒頭の通り、相澤秀禎氏と対談の機会を得た。

相澤秀禎氏は、松田聖子や岡田有希子については語るのに、桜田淳子についてだけは、「……宗教だからなあ」と表情が曇ったという。

そして、相澤秀禎氏の葬儀に駆けつけた桜田淳子は、「メガネをかけた太ったオバチャン」として再登場。

桜田淳子が17年振りに登場を書き込むスレ・まとめ

それを受けて中森明夫氏は、今までの桜田淳子に対する思いは「宗教だったのかもしれない」と結んでいるわけだ。

宗教は、その前の相澤秀禎氏の言葉が掛詞になっているのだ。

まあ、普通の主婦として16年過ごしていれば、ああいう感じだろうとおおむね想像はつくと思いますけどね。

というより、「若い世代」にとっては、すでに桜田淳子も山口百恵も「花の中三トリオ」も、それほど認識もないんじゃないかと私は思う。

10年ぐらい前の歌やドラマだって、「懐かしい」と言うくらいだしね。

時のうつろいとは寂しいものだ。

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